昭和ポップス再評価の極みへ――なぜ今、伝説の「Look」が令和の若者の心を揺さぶるのか?
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きっかけは、ある海外のインフルエンサーが投稿した短い動画だった。背景に流れる切なくも突き抜けるようなボーカル。瞬く間に「この曲は何だ?」とコメント欄が埋め尽くされ、日本の若者たちの間でも検索の嵐が巻き起こった。かつて歌番組の画面を飾った彼らの姿を知らない世代が、純粋に音の力だけで引き込まれていく現象が起きている。
特に10代から20代前半のリスナーにとって、鈴木トオルの唯一無二のハイトーンボイスは新鮮そのものだ。現在のJ-POPシーンでも高音ボーカルは珍しくないが、当時のLOOKが持っていた、どこか哀愁を帯びた、しかし力強い響きは、今の音楽にはない独特の質感を備えている。