不安障害を公表した芸能人の葛藤と克服|休養から復帰への真実

話題沸騰中の 不安障害を公表した芸能人の葛藤と克服|休養から復帰への真実について、主要な情報をご紹介しています。

詳細を見る

不安やパニックという言葉は日常会話でも頻繁に使われるが、心療内科・精神医学の臨床現場における定義は極めて厳密だ。日本精神神経学会のガイドラインや国際的な診断基準に照らし合わせると、不安障害という大きな傘の中にいくつかの異なる病態が存在している。

代表的なものとして挙げられるのが全般性不安障害(GAD)である。全般性不安障害(GAD)を抱える人は、特定の対象や状況に限らず、仕事、健康、家族、金銭など、日常のあらゆる事象に対してコントロール不能な過剰の心配や緊張感を長期間にわたって抱き続ける。筋肉の緊張、慢性的な疲労感、不眠、集中力の低下などがじわじわと身体を蝕んでいくのが特徴だ。

一方で、パニック障害は突発的に起こる激しい恐怖の発作(パニック発作)が中核となる。何の前触れもなく激しい動悸、息苦しさ、めまい、そして「このまま死んでしまうのではないか」という強烈な恐怖に襲われる。そして一度発作を経験すると、「またあの発作が起きるのではないか」という予期不安が生じ、電車やエレベーター、人混みなど逃げ場のない場所を避ける広場恐怖症へと発展しやすい。

どちらの疾患も、単なる本人の性格や根性の問題ではない。脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)のバランスの乱れや、扁桃体の過剰な興奮が引き起こす生物学的な機能不全である。早期に適切な医学的アプローチを受けることで、症状のコントロールは十分に可能だ。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。