鬼キャンクラウンの真相|車検合否の壁とダサいと囁かれる理由を解剖
鬼キャン仕様を構築し維持するためには、車両本体価格を容易に上回る膨大なコストと手間が発生します。キャンバー角の度合いに応じたパーツ構成、費用感、タイヤ寿命の違いを以下の比較データで整理しました。
特にエンスージアストの間で尊ばれるのが、エアサスに頼らずコイルスプリングの車高調のみで極限の低さを維持する「生足(なまあし)」スタイルです。エアサスのように手元で車高を上げられないため、バネレートを20k〜40k以上の超高反発スプリングに固め、ストロークを数ミリに制限してフェンダーとの干渉を防ぎます。
しかし、その代償となるタイヤの内減り(片減り)のスピードは凄まじく、角度が15度を超えると数百キロから千キロ前後の走行でインサイドのカーカス(内部のスチールワイヤー)が露出します。タイヤを頻繁にホイールから外して裏組み(左右入れ替え)する作業工賃や、年間数十本に及ぶタイヤの買い替え費用がオーナーの家計を圧迫し続けるのが偽らざる実情です。