中古電車は個人で買える?本体価格の相場や輸送費・譲渡の裏側を追う
日本の中古電車といえば、東南アジアへの海外譲渡も大きな存在感を放ってきました。特にインドネシアのジャカルタ首都圏鉄道(KRLコミューターライン)には、JR東日本の205系をはじめ、東京メトロや東急電鉄の引退車両が数千両規模で海を渡り、現地の通勤輸送を長年支え続けてきました。
日本の車両は冷房完備で整備状態が極めて良好なため、現地でも絶大な信頼を獲得してきました。しかし、ここ数年で現地の鉄道政策は大きく舵を切っています。
インドネシア政府による国内製造業の保護政策(国産化比率の義務付け)や中国製新造車両の導入方針に伴い、日本からの中古車両輸入は大幅に規制・制限される局面にシフトしました。かつてのように「日本の通勤電車がそのまま大量輸出される」時代は転換点を迎えており、今後は部品単位でのリユースや、より高度な技術支援を伴うスキームへと再編が進んでいます。