靖国神社に祀られている有名人一覧!坂本龍馬合祀と西郷隆盛除外の真相

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靖国神社を巡る近現代の最大のトピックといえば、1978年(昭和53年)に行われた「A級戦犯14柱の合祀」と、それに端を発する「分祀(ぶんし)問題」です。

東京裁判(極東国際軍事裁判)において「平和に対する罪」で処刑・獄中死した東条英機元首相、広田弘毅元首相、松井石根陸軍大将ら14名は、当時の靖国神社宮司・松平永芳氏の判断により「昭和殉難者」として秘密裏に合祀されました。

合祀の法的・行政的根拠とされたのは、1950年代に国会で超党派の合意のもと成立した「戦傷病者戦没者遺族等援護法」の改正です。日本政府は主権回復(サンフランシスコ平和条約発効)後、国内法上において裁判死した受刑者を「公務死」と同等に扱い、遺族年金の支給対象としていました。神社側はこの法解釈に準拠して合祀を決定しました。

しかし、この合祀が1979年に報道で明るみに出ると、昭和天皇の親拝(参拝)が途絶える事態となります。2006年に発見された「富田メモ」によれば、昭和天皇がA級戦犯の合祀に強い不快感を示していたことが判明し、現在も天皇の公式親拝は行われていません。

事態の打開策として「A級戦犯だけを靖国神社から外し、別の場所に移す(分祀する)」という政治的提案が度々浮上します。しかし、神社側および神道教学の専門家はこれを明確に否定しています。

神道の伝統的な教理において、神霊は一度合祀されると一つの大きな神霊(靖国の大神)として溶け合い一体化するため、「特定の個人の魂だけを名簿から削除したり、取り出したりすることは不可能(座を分けることはできても霊を分離できない)」とされているからです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。