「様」の書き順と右側の盲点!宛名書きで恥をかかない美文字の極意
Q1:つくりの上部にある3本の横棒は、縦棒の前に全部書いてしまってはダメですか?
A1:はい、正しくありません。「様」のつくり上部は「羊」に準じた筆順になっており、上の短い横棒2本を書いた後に中央の縦棒を貫き、最後に3本目の横棒で下を閉じます。横棒を先に3本書いてしまうと、中心の縦軸が傾きやすく、美しい左右対称のバランスが崩れる原因になります。
Q2:宛名を書く際、「様」の大きさは名前の文字と同じで良いのでしょうか?
A2:名前の文字よりも10%〜20%ほど大きめに書くのが宛名書きの美しいマナーです。苗字・名前よりも敬称である「様」をやや堂々と構えることで、視覚的な重心が落ち着き、相手に対する敬意を自然な形で表現できます。
Q3:旧字体の「樣」と現在の「様」で書き順に大きな違いはありますか?
A3:大きな違いは右側の下部構造にあります。旧字体「樣」は下部が「永」または「水」に近いため、中央の縦ハネの後に左側を先に書き、最後に右側を払う筆順が一般的でした。現在の常用漢字「様」は下部が「氺」の形となり、総画数も15画から14画へと変更されています。
Q4:ご祝儀袋の短冊に書くとき、バランスが崩れないコツはありますか?
A4:短冊の中央ラインを意識し、きへんを全体の左側3分の1の細い長方形に収め、つくりを残り3分の2のスペースにゆったりと配置します。また、筆ペンを使う場合は、14画目の右払いをゆっくりと筆圧を抜いて払うと、プロのような気品ある仕上がりになります。