西成の事件・暴動の真相と現在|危険な街から変貌した治安の実態
昭和の時代、西成のドヤ街には1泊数百円から千円程度で泊まれる木賃宿が密集し、路上には仕事を待つ労働者があふれていました。昼間から路上での酒盛りや賭博、無許可の露店が立ち並び、部外者がカメラを向けるだけで怒号が飛ぶような独特の緊張感に包まれていたのも事実です。
しかし、近年の街並みは劇的な変化を遂げています。日雇い労働者の高齢化に伴い、簡易宿泊所(ドヤ)はインバウンド向けの格安ゲストハウスや個室型ホステルへとリノベーションされました。関西国際空港からのアクセスの良さも手伝い、欧米やアジアからのバックパッカー、さらには国内の若年旅行者が日常的に行き交う光景が定着しています。
かつてシャッター街だった商店街にはお洒落なカフェや多国籍料理店がオープンし、オープンな大衆酒場には観光客が気軽に立ち寄る姿が見られます。かつての閉鎖的で物々しい雰囲気は薄れ、多様な文化が混ざり合うオープンなコミュニティへと様変わりしました。