レス増加の裏にある本音とは?調査が明かす夫婦関係と夜のリアル
人々の意識の変化は、メディアやエンターテインメントの表象にも色濃く表れている。大きな転換点となったのが、昭和の成人ビデオ業界の狂乱を描いたNetflixの大ヒットドラマ『全裸監督』だ。同作は性のタブーを突き破る熱量を描き出し、世界的な反響を呼ぶと同時に、日本における「性」をエンタメおよび歴史的文脈からオープンに語る契機を作った。
こうした潮流は、公共放送にも波及している。NHKが制作するドキュメンタリーや情報番組では、かつてタブー視されていた女性のセクシュアリティやパートナー間のセックスレス問題、さらには性教育の遅れに対する問題提起が積極的に行われるようになった。緻密な調査報道を通じて、個人の密やかな悩みを社会全体の問題として浮き彫りにする姿勢が定着しつつある。
過激なアプローチから誠実な対話へ。エンタメから報道に至るまで、メディアの果たす役割が「性のオープン化」と「相互理解の促進」へと確実にシフトしている。