2026年、なぜ世界は再び彼女たちに熱狂するのか?『パワーパフ ガールズ』キャラクターが体現する「媚びない強さ」と時代のうねり
作品を彩るヴィラン(悪役)たちの存在も忘れてはならない。巨大な脳を持ち、回りくどい演説をぶつぶつと繰り出すモジョ・ジョジョは、もとはユートニウム博士の助手だったという切ないバックボーンを持つ。完全に憎み切れない彼の悲哀とユーモアは、作品に深い奥行きを与えている。
悪魔的な美意識を持つ「カレ(HIM)」、横暴な大金持ちの少女「プリンセス」、古典的なギャングを模した「ギャングリーン・ギャング」。彼らは単なる「倒されるべき悪」ではない。人間の欲、孤独、滑稽さをデフォルメした鏡のような存在であり、現代の大人が観てもクスッと笑え、どこかホロリとさせられる名バイプレイヤーたちなのだ。