食卓を襲う唐揚げ危機!ブラジル産鶏肉の輸入規制と価格高騰の全貌
日本の食卓において、輸入鶏肉の7割以上を占めるのがブラジル産だ。だが、現地からの輸送料金高騰に加え、港湾の混雑、エネルギー価格の上昇による現地処理工場の運営コスト増がダイレクトに日本への輸入価格に跳ね返っている。
さらに拍車をかけるのが輸入規制の手続きを巡る思惑だ。鳥インフルエンザなどの感染症発生時における輸入停止措置の運用を巡り、従来の州単位・地域単位での規制適用(地域化=リージョナライゼーション)の解釈が、検疫協議の場において度々議論の対象となってきた。仮に特定の主要生産州で発生が報告されれば、一時的であっても大量のコンテナが足止めを食らう。これが輸入業者側の在庫リスクを跳ね上げ、市中相場の上昇を招く強力な要因となっているのだ。
影響は外食・食品加工産業にストレートに波及している。大手ファミリーレストランや弁当チェーンでは、仕入れルートの急な変更を余儀なくされ、一部商品の値上げやポーションの調整に追われる。消費者の懐を直撃するだけではなく、中堅・中小の外食事業者にとっては利益率悪化による死活問題と化している。