ステップファミリーとは?子連れ再婚の現実と後悔しない家族の築き方
子連れ再婚において、感情面と並んでトラブルになりやすいのが法律上の権利と義務です。婚姻届を提出しただけでは、継親と連れ子の間には法的な親子関係が成立しません。法的な親子関係を結ぶためには、管轄の市区町村役場でステップファミリー養子縁組の手続き(普通養子縁組)を行う必要があります。
養子縁組を行うかどうかは、家庭の事情に応じた慎重な判断が求められます。法的なメリットと義務のバランスは次の通りです。
養子縁組を結ぶと、継親に連れ子への相続権が発生し、税法上の扶養控除や家族手当の受給対象になります。その一方で、法律上の継親の扶養義務(親と同等の生活保持義務)が確定します。これにより、実親(別居親)からの養育費が減額されたり、支払いが止まったりするケースがあるため注意が必要です。
一方で、あえて養子縁組をしない選択をする家庭も増えています。法的な親子関係を結ばない場合でも、同居している以上は「同居の親族」として最低限の扶助義務を負うことはありますが、遺産相続権は生じません。将来的な財産分与や実親との養育費協議を鑑み、弁護士など法律の専門家を交えて最適な選択をすることが肝要です。