お笑い芸人の序列はどう決まる?芸歴と年齢の格差やひな壇の裏事情
お笑い界の序列を一夜にして激変させる最大の起爆剤が、M-1グランプリやキングオブコントなどの大型賞レースです。賞レース優勝による序列変化は凄まじく、前日まで無名だった若手や地下劇場で燻っていたコンビが、翌朝からゴールデン番組のメインゲストやMC候補へと一気に駆け上がります。
賞レースのタイトルを獲得すると、劇場やテレビ番組における出演順(トリを務めるなど)が繰り上がるだけでなく、先輩芸人からも「一目置かれる存在」へと昇格します。表向きの芸歴関係は変わりませんが、バラエティ現場での発言力や重用度は格段に跳ね上がります。
この力関係の変化は、お笑い芸人のギャラ格差の理由とも直結しています。芸人の出演料は、主に以下の要素によって決定されます。
- 冠番組の本数と視聴率実績:MCクラスになると1本あたりの単価が数百万円規模に達する。
- 賞レースの戴冠実績:M-1等の優勝タイトルはCM契約料や営業単価を数倍〜十数倍に押し上げる。
- 事務所ごとの配分率:吉本興業、人力舎、太田プロなど、各プロダクションの取り分規定によって手取り額が大きく変動する。
芸歴が長くても劇場の出番給が中心の芸人と、若手でも全国ネットのレギュラーやCMを多数抱える芸人とでは、年収ベースで数千万円から億単位の開きが生じるのが過酷な現実です。