サンドウィッチマンM-1伝説!敗者復活から頂点へ上り詰めた奇跡の真相
栄光の陰には、あまりにも過酷な10年間の下積み時代がありました。仙台商業高校のラグビー部で出会った伊達と富澤。富澤が福祉関係の会社で働いていた伊達を「お前と天下を取りたい」と熱烈に口説き落とし、1998年にコンビを結成しました。
上京後、2人は家賃数万円のアパートで約10年間にわたり同居生活を送ります。ひとつの布団に2人で入って暖を取り、100円ショップの板チョコを分け合って空腹をしのぐ日々。お笑いライブの出演料は数百円、アルバイトに明け暮れる毎日に、富澤は「伊達を巻き込んで人生を狂わせてしまった」と自分を責め、睡眠薬がないと眠れないほど精神的に追い詰められていました。
「30歳までに売れなければ芸人を辞めて仙台に帰る」――そう約束して挑んだ最後の挑戦が、2007年のM-1グランプリだったのです。当時の手記やドキュメンタリー番組のインタビューで、伊達は「あのとき富澤が折れなかったから今がある」と語り、富澤は「伊達のツッコミの声を信じていた」と振り返っています。この強固な信頼関係こそが、ブレない漫才の間(ま)と安定感の土台となっていました。