上島竜兵の死因と真相|妻・広川ひかるの手記が明かした最後の様子
上島さんの生前最後の数年間、そして当夜の状況について最も克明に伝えているのが、ものまねタレントであり28年間にわたり連れ添った妻・広川ひかるさんによる手記『竜ちゃんのばかやろう』(2026年8月刊行、KADOKAWA)です。
著書の中で広川さんは、世間が抱く「豪快でおバカな愛されキャラ」とは対照的な、極めて真面目で小心、かつ神経質なまでに周囲に気を遣う上島さんの本来の気質を明かしています。特に2026年以降の新型コロナウイルス感染拡大は、上島さんの精神状態に決定的な打撃を与えました。
後輩芸人を集めて酒を酌み交わす「竜兵会」が活動休止を余儀なくされ、毎晩のように仲間と語り合うことでストレスを発散し精神の安定を保っていた生活基盤が根底から崩壊しました。さらに、志村けんさんの急逝という激甚なショックが重なり、「自分は何のために生きているのか」「笑いとは何なのか」という深い実存的苦悩を抱えるようになっていった様子が記されています。
逝去前夜、上島さんは自宅で普段通りに食事や晩酌をし、広川さんと他愛のない会話を交わしていました。就寝前に特別な兆候や取り乱した様子は見られず、いつも通りの日常の延長線上で起きた突発的な悲劇であったことが、手記を通じて痛切に語られています。