専用ガンで描く極上ラグ!失敗しないタフティング制作完全講義
これから本格的にラグ作りへ挑むなら、最初の道具選びが成否の8割を握る。タフティングガンには主に、毛足をカットしながら進む「カットパイル」と、毛糸をループ状に残す「ループパイル」の2系統が存在する。近年のトレンドは、手元のスイッチひとつで両者をシームレスに切り替えられる2in1の軽量モデルだ。長時間の作業でも手首への負担が少ないエルゴノミクス設計の機体を選ぶことが、最初の挫折を防ぐ決定打になる。
プロが実践するクオリティ管理の肝は、実はマシンを握る前段階にある。キャンバスとなる専用クロス(一次基布)は、太鼓のように指で弾いて高い音が鳴る限界まで強く張らなければならない。テンションが甘いと針が布を裂いてしまい、均一な打ち込みが不可能になる。さらに毛糸の送り出しには抵抗を極限まで減らしたコーン巻きを使用し、ガンの先端を常に進行方向へ向けて垂直に押し当てる。この基本姿勢を守るだけで、初心者特有の「毛抜け」や「線のヨレ」は劇的に解消される。