タギングとグラフィティの決定的な違い|落書きとアートの境界と法的罰則

タギングとグラフィティの決定的な違い|落書きとアートの境界と法的罰則にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

こうした表現がなぜ世界中に広がったのか、そのルーツはストリートカルチャーの歴史を紐解くことで見えてきます。

1960年代後半のフィラデルフィアで活動した「Cornbread」や、1970年代初頭のニューヨークで街中に名前を残した「TAKI 183」の存在が、メディアを通じて全米に知れ渡ったことが発端とされています。TAKI 183は配達員の仕事の合間に、自分のニックネームと住んでいた183丁目を組み合わせた「TAKI 183」というタグをマンハッタン中の駅や壁に残し、若者たちの間で爆発的な模倣ブームを巻き起こしました。

やがて1970年代半ばから1980年代にかけて、サウスブロンクスを中心にヒップホップカルチャーが形成されます。このとき、DJ(音楽)、MC(ラップ)、B-Boy(ブレイクダンス)と並ぶ「4大要素の1つ」としてグラフィティが明確に位置づけられました。貧困や人種差別、荒廃した都市環境の中で、何者でもなかったストリートの若者たちが「俺はここに存在する」と叫ぶための自己表現ツールが、まさにタギングでありグラフィティだったのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。