愛猫の寝相が語る本音とSos!獣医師が明かす健康サインの真実
成猫は1日に12時間から16時間、子猫や高齢猫になれば20時間近くを眠りに費やす。だが、その大半は浅い眠りである「ノンレム睡眠」の初期段階にすぎない。肉食獣として獲物を待ち伏せ、同時に天敵から身を隠してきた進化の歴史が、彼らの脳に完全な熟睡を警戒するブレーキをかけさせているのだ。
急速な眼球運動を伴うレム睡眠(猫の睡眠周期)の割合は、全体の睡眠時間のおよそ2割から3割程度にとどまる。この短い時間帯に、彼らはヒゲを小刻みに震わせ、肉球をぴくぴくと動かし、時に小さく喉を鳴らす。大脳が活発に記憶を整理し、夢を見ている瞬間だ。身体の筋肉は完全に脱力しているため、このタイミングで名前を呼んでも反応が鈍いことが多い。
もし愛猫が睡眠中にビクッと大きく跳ねたり、手足をリズミカルに動かしていても、慌てて起こしてはならない。深い休息のプロセスを無理に遮断することは、自律神経の乱れや免疫機能の低下を招くリスクがあるからだ。