【2026年現地ルポ】私立圧倒の時代に「公立の奇跡」は起こせるか? 資金難・部員不足・私立無償化の三重苦に挑む球児たちのリアル
光がある一方で、影もまた深い。過疎化と少子化の波は容赦なく押し寄せ、単独でチームを編成できない公立校は年々増加の一途を辿る。3校や4校が合同で練習を行い、週末だけ集まって実戦勘を養う連合チームの存在は、いまや日常の光景だ。
こうした環境変化を受け、複数の公立校を再編したり、スポーツコースを持つ特定の公立校にリソースを集中投入する「公立の選択と集中」が各地で進行している。すべての学校で野球部を維持するモデルから、地域で持続可能な一校を本気で育てる体制への転換が進む。