日航機墜落の真相に迫る!圧力隔壁ミスと迷走飛行、解明された謎
相模湾上空を飛行中、「ドーン」という爆発音とともに客室の減圧が発生した。コックピットでは高濱雅己機長を中心とする運航乗務員が、必死の操縦を試みていた。しかし、垂直尾翼の大部分が破壊されたことで、機体の姿勢を制御する4系統の油圧システム(ハイドロリック)はすべて全滅。舵が効かない「操縦不能」の状態で、巨体はダッチロールとフゴイド運動を繰り返しながら大空を迷走することとなった。
ボイスレコーダー(CVR)に残された32分間の音声データには、極限状態の中で機体を立て直そうと闘い続けたクルーの切迫した声が記録されている。エンジン推力の調整とフラップ操作だけで高度と進路をコントロールしようとしたものの、山岳地帯の複雑な気流と操縦不能な機体挙動により、最終的に御巣鷹の尾根へ墜落。死力を尽くした32分間は、航空事故史上最も凄惨で、かつ壮絶な操縦の記録として知られている。