2026年、なぜ今「仙豆の神」なのか?『ドラゴンボール』カリン様が現代社会の疲弊した心に突きつける「成長」の真理
武術の達人や仙人といえば、髭を蓄えた厳格な老人像を思い浮かべがちだ。しかし作者の故・鳥山明氏は、カリン様のモデルとして自身の愛猫を想起し、愛くるしい二足歩行の白猫として描いた。杖を突き、細めた目で下界を見守るそのビジュアルは、強大な力と圧倒的な親しみやすさを同居させている。
空前のペットブームや「猫コンテンツ」がSNSを席巻する現代において、このデザインセンスの先見性には脱帽するほかない。威厳に満ちた神でありながら、ふとした拍子に見せる愛らしさ。この「ギャップ萌え」の原点とも言える造形美が、若い世代や世界中のファンを惹きつけてやまない要因だ。