2026年、崩壊する極圏の防波堤:「北極 アイス」激減が日本の気候と世界経済を揺るがす衝撃のシナリオ
科学者たちが極度の警戒感を募らせているもう一つの要素が、氷床や永久凍土の融解に伴う生物学的・環境的バイオハザードだ。数万年もの間、分厚い氷の下に閉じ込められていた古代のウイルスや細菌が、融解によって地表や海洋へ露出するリスクが現実味を帯びてきた。
さらに、北極海の海底シベリア棚に埋蔵されている「メタンハイドレート」の崩壊もカウントダウンを迎えている。メタンは二酸化炭素の28倍以上の温室効果を持つ強力な気体だ。海底からの泡となって大量のメタンが膨大に放出されれば、地球規模の温暖化は人間の手では二度と制御できない爆発的フェーズへと突入する。氷の消失は、地球が秘めていたパンドラの箱を開ける鍵となってしまっている。