ユーロヴィンテージの最高峰、スウェーデン軍スノーパーカーの真実
軍用衣服におけるスノーパーカーというカテゴリーは、本来、戦闘服の上に重ね着することを想定して設計された。そのため、身幅やアームホールは極端に広く作られている。スウェーデン軍が追求したのは、寒冷地における圧倒的な機能性だ。
降雪地帯で身を隠すための白やグレー基調のカラートーンは、現代の街並みにおいても不自然な主張をせず、むしろ洗練されたインダストリアルな色彩として映える。フロントに配された大型のフラップポケットは、厚手の手袋を着用したままでも開閉できるよう設計されており、機能から導き出された必然のフォルムが美しい。時代を経ても古びないデザインとは、こうした純粋な実用性の追及からしか生まれないのだと実感させられる。