ノーリツ鋼機の株価はどこへ向かう?音響シフトと投資判断の行方
最新の会社四季報を開くと、経営トップである岩本哲人氏のもとで進められた「事業ポートフォリオの最適化」が結実している様子が鮮明に浮かび上がる。医療関連事業の売却やノンコア資産の整理を経て、投下資本利益率(ROIC)を重視した経営規律が社内の隅々まで浸透した。
しかし、死角が全くないわけではない。最大の留意点は売上の大半が海外市場に依存していることによる為替感応度だ。また、世界的な個人消費の減速懸念や、半導体をはじめとする部材調達コストの変動リスクは常にモニタリングが必要となる。模倣品の出現や著作権管理を取り巻く法規制の変更など、音響・音楽プラットフォーム特有のリスク要因にも目配りを怠ってはならない。