【追跡2026】閉鎖から5年、姿を消した「シンボル」の現在地——東大赤門の補強工事が直面する知られざる難題と再開へのシナリオ

【追跡2026】閉鎖から5年、姿を消した「シンボル」の現在地——東大赤門の補強工事が直面する知られざる難題と再開へのシナリオを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

異変が公になったのは2026年春のことだった。東京大学が実施した定期的な耐震診断において、屋根部分を支える主要構造部や両脇の番所(ばんしょ)に強度の懸念が指摘された。突風や大規模な地震が発生した際、瓦の落下の危険性や構造自体の倒壊リスクを排除できないという判断が下され、速やかに門とその周辺へのアクセスが遮断された。

当時、キャンパス内には激震が走った。春の入学式シーズン直後、多くの新入生が記念写真を撮影しようと駆けつけた矢先の閉鎖劇だったからだ。安全第一の観点から下された大学側の決断は不可避であったものの、歴史的ランドマークが突如としてパイプとネットで囲われた光景は、関係者に強いショックを与えた。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。