青色1号は本当に危険?海外規制の真相と発がん性の噂を徹底検証
青色1号の正式な化学名は「ブリリアントブルーFCF(Brilliant Blue FCF)」といい、鮮やかで冴えた青色を発色する水溶性の合成着色料です。
かつては石炭を蒸留する際に得られるコールタールから合成されていたため「タール色素」と呼ばれますが、現在流通している青色1号の原料と成分は、高度に精製された石油由来の芳香族炭化水素から化学合成されています。「石油から作られているから毒だ」と短絡的に結びつけられがちですが、最終的に得られる分子構造の安全性は厳密にテストされており、不純物や有害重金属の混入も公定規格によって厳格に排除されています。
安全性を担保する国際的な基準として設定されているのが一日摂取許容量(ADI)です。ADIとは、人間が生涯にわたって毎日摂取し続けても健康に悪影響が出ないと推定される1日あたりの摂取量のことです。
JECFAが定めた青色1号のADIは体重1kgあたり0〜6mg/日です。これをもとに許容量を計算すると以下のようになります。
- 体重50kgの成人の場合:1日あたり300mgまで
- 体重20kgの子どもの場合:1日あたり120mgまで
一般的な市販の食品に含まれる青色1号の量はごく微量です。例えば、青色のかき氷シロップ1杯分に含まれる青色1号は通常0.5〜2mg程度、清涼飲料水1本でも数ミリグラム未満に抑えられています。体重20kgの子どもであっても、1日にブルーハワイのかき氷を何十杯も連続して食べない限りADIの上限に達することはありません。