2026年、酷暑と高熱費に勝つ「土の家」が爆発的ブーム。注文住宅の新常識に挑む現場を追う

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エアコンを24時間フル稼働させても室内が冷え切らない。そんな過酷な夏が数年続き、高気密・高断熱を謳ってきた現代のハウスメーカー住宅さえも、壁面に溜まった輻射熱に苦しめられている。

「コンクリートや窯業系サイディングは一度熱を抱え込むと夜間まで放射し続ける。だが、十分な厚みを持つ土壁は熱の移動を劇的に遅らせる『タイムラグ効果』を発揮するんだ」

長野県軽井沢町郊外で自ら土の家を新築したIT企業役員の男性(42)は語る。室内に入ると、冷房をつけていないにもかかわらず、洞窟の中に足を踏み入れたかのようなひんやりとした静寂が包み込む。外気温が38度に達する日でも、室温は24度前後に保たれるという事実。これが現代の住宅建築家たちを驚愕させている。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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