「網掛け」とは何か?塗りつぶしとの違いとビジネス文書の鉄則を解説
日々の業務で最も利用頻度が高いMicrosoft Office環境において、網掛けを正確にコントロールする手順を整理します。UIの階層が深いため迷いやすいポイントをピンポイントで押さえました。
1. Excelでの実践:セル網掛けパターン種類と設定フロー
スプレッドシート上で特定のデータ群や合計行を差別化する際、単なる背景色変更ではなく正式な網掛けを適用する手順です。
設定したいセル範囲を選択し、右クリックメニューまたはショートカットキー(Ctrl + 1)で「セルの書式設定」ダイアログを呼び出します。「塗りつぶし」タブを開くと、画面右下に「パターンの色」と「パターンの種類」という項目が配置されています。これが網掛けエクセル設定方法の核心です。
まず「パターンの色」でグレー(25%〜40%程度の濃さ)を選び、次に「パターンの種類」のドロップダウンから「25% 灰色」や「右下がり斜線」「極小ドット」などのセル網掛けパターン種類を指定します。背景の基本色を「白」に保ったままパターン色を薄いグレーに設定するのが、文字の可読性を損なわないプロの定石です。
2. Wordでの実践:段落と文字を使い分ける設定フロー
報告書や案内状の作成で重宝する網掛けWord設定手順には、「文字単位」と「段落全体」の2種類が存在します。
特定の単語や短いフレーズだけを目立たせたい場合は、対象テキストをドラッグ選択し、「ホーム」タブの「フォント」グループにある「文字の網掛け」([A]の背後に薄い網がかかったアイコン)を1クリックするだけで完了します。
見出しや特定の囲み記事全体に網をかけたい場合は、該当の段落を選択した上で、「ホーム」タブの「段落」グループにある「罫線」アイコンの右側▼をクリックし、最下部の「線種とページ罫線と網かけの設定」を選択します。「網かけ」タブに切り替え、「スタイル」プルダウンから「10%」または「12.5%」の網点パターンを選択して「OK」を押します。
3. 元に戻せなくなった時の「網掛け解除方法」
他人が作成したファイルを引き継いだ際、「塗りつぶしなし」を選択しても背景の網模様が消えずに立ち往生するケースが散見されます。これは背景色と網掛けパターンが別レイヤーで管理されているためです。
網掛け解除方法としては、Excelであれば再度「セルの書式設定」を開き、パターンの種類を「なし」に戻す必要があります。Wordの文字網掛けであれば、該当箇所を選択して「文字の網掛け」アイコンを再クリック(トグル動作)することで瞬時に初期状態へ復元できます。