時短勤務は何時間働く?実質5時間の可否や手取りの真相【2026最新】
時短勤務に移行した従業員が最初に直面する大きな壁が、給料の手取りの大幅な減少です。日本の労働法における大原則である「ノーワーク・ノーペイの原則(働かなかった時間分の賃金は支払われない)」に基づき、短縮された労働時間分は基本給から控除されます。
所定労働時間が8時間の企業で6時間の時短勤務を選択した場合、短縮されるのは2時間(全体の25%)です。単純計算では基本給の4分の1がカットされる計算になりますが、実質的な手取りの落ち込みはそれだけにとどまりません。
最大の罠は「住民税のタイムラグ」です。住民税は前年1月から12月までの所得を基準に課税されます。そのため、産休・育休明けやフルタイムからの切り替え初年度は、給与額面が時短によって25%激減しているにもかかわらず、前年のフルタイム時の高収入を基準とした高額な住民税が天引きされ続けます。結果として「額面は25%減なのに、手取りは30%以上も減ってしまった」という深刻な逆転現象が発生するのです。
さらに見過ごせないのが時短勤務に伴うボーナス減額の実態です。賞与の算定基準は企業の就業規則によって異なりますが、一般的には「基本給」に一定の月数を乗じるため、基本給がカットされている時点でボーナスも連動して減額されます。それに加えて「算定期間内の実労働時間割合」を乗じる企業や、業務評価において時間当たりの成果を厳格に査定する企業もあり、フルタイム時の半分近くまで賞与が落ち込むケースも珍しくありません。