「身につける」の漢字は着ける付けるどっち?公用文の正解と使い分け

「身につける」の漢字は着ける付けるどっち?公用文の正解と使い分けについて分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。

Q1:履歴書の自己PRで「知識や技術をみにつける」と書く場合、漢字とひらがなのどちらが無難ですか?
A1:平仮名で「身につける」と書くのが最も確実です。公用文や新聞表記でも平仮名が推奨されており、漢字の選定ミス(誤って「身に着ける」と書く等)による減点リスクを完全に防ぐことができます。どうしても漢字を用いる場合は、能力やスキルの付加であるため必ず「身に付ける」と表記してください。

Q2:「腕時計やアクセサリーを身につける」の表記で「付ける」を使うのは誤りでしょうか?
A2:厳密な国語の規範としては「身に着ける」が適切です。「着ける」には衣服や装身具を体に纏うという意味があるためです。「身に付ける」と書いたからといって意味が通じないわけではありませんが、出版やマスコミの現場では誤用または不自然な表記として校正対象になります。

Q3:「習慣を身につける」はなぜ「着ける」ではなく「付ける」なのですか?
A3:習慣や教養は目に見える衣服・装飾品ではなく、本人の行動様式や内面に新しく備わる(付加される)概念だからです。「条件を付ける」「習慣が付く」という言葉の繋がりからも分かる通り、内面的な獲得には「付」の漢字をあてるのが文法上の正則です。

Q4:「身につける」の送り仮名で「身に着る」「身に付る」と書くのは許容されますか?
A4:許容されません。完全に誤った送り仮名です。動詞の語幹と活用語尾の関係から、正しくは「着ける」「付ける」と「け」を送る必要があります。手書きの公的書類などで送り仮名を省略すると初歩的な誤記とみなされるため厳重な注意が必要です。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。