なぜ卵自動販売機に人が並ぶ?安さと鮮度の真相と買い方を徹底追跡

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卵自販機巡りの醍醐味として多くのファンが挙げるのが、一般の食品スーパーではめったにお目にかかれない直売所の双子卵・初産み卵の存在だ。

「双子卵(二黄卵)」は、1つの殻の中に黄身が2つ入った珍しい卵である。産卵を始めたばかりの若い母鶏は排卵のリズムが安定せず、二黄卵を産む確率が高くなる。一般の流通市場では「パック詰め機械の規格に合わない」「重量オーバーになる」という理由で規格外として弾かれてしまうが、自販機では「目玉焼きが2倍楽しめるラッキーアイテム」としてあえて集められ、お得なパックとして販売される。

一方の「初産み卵(初卵)」は、若鶏が卵を産み始めてから最初の数週間にしか採れない小ぶりの卵だ。古来より「妊婦が食べると安産になる」「長寿をもたらす」と縁起物として重宝されてきた。サイズは小さめだが白身の水っぽさがなく、黄身の味が極めて濃密で、卵かけご飯には最高の逸品となる。こうした「規格外だが極上の味」を無駄なく消費者に届けられる点に、自販機直売というシステムの真価がある。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。