3月の英語略はMar. ?ピリオド要否と12ヶ月省略ルール徹底解説
実務の現場で特に頻発するのが、機械的にすべての月にピリオドを付けてしまう「May.」という過剰修正です。オンライン英会話の指導現場や校正実務者からの報告によると、「1月から12月までを揃えるためにMayにもピリオドを打ってしまった」という相談が絶えません。
「May」は単語そのものが3文字で完結しており、何も省略されていません。したがって、省略記号としてのピリオドを付与することは文法論的に誤謬となります。表組みなどで文字揃えの都合上どうしても「May.」とするハウスルールを採用している一部の企業を除き、基本はピリオドレスの「May」が正しい表記です。
さらに、米国の出版界・報道界で用いられる2大スタイルガイドによっても月名の短縮方針は分かれています:
- APスタイル(Associated Press / 通信社規格):紙面の横幅を節約するため、日付と併記する際は6文字以上の長い月(Jan., Feb., Aug., Sept., Oct., Nov., Dec.)のみを短縮し、3〜5文字の月(March, April, May, June, July)は原則省略せずそのまま表記する。
- シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル(Chicago Manual of Style):本文中では月名を省略しないことを原則としつつ、注記や図表内では一律に3文字短縮形(May以外はすべてピリオド付き)を認める。
このように、「March」はAP通信のニュース記事では短縮されずにそのまま使われるケースが多い一方、ビジネスレターや一般的な事務文書では「Mar.」と3文字に短縮されるのが通例です。「どちらか一方だけが唯一の絶対解」というわけではなく、依拠する媒体規格によって運用が分かれているのが事実です。