筋子といくらの決定的な違いとは?味・値段・膜と成熟度の差を解剖
Q1:筋子を家でほぐせば、そのままいくらになりますか?
A1:市販の味付けされた「塩筋子」や「醤油筋子」を後からほぐしても、綺麗なプチプチ食感のいくらには戻りません。すでに塩分で脱水され膜と卵が強く癒着しているためです。自家製いくらを作る場合は、味付けされていない秋季限定の「生筋子」を購入してください。
Q2:スーパーで「マスコ(鱒いくら)」と書かれた商品を見かけますが、本物のいくらではないのですか?
A2:食品表示基準上、サケ科の魚である「カラフトマス」や「ニジマス」の卵をほぐしたものも「いくら」として流通しています。偽物ではなく正式な魚卵ですが、一般的な白鮭(秋鮭)のいくらに比べて粒が一回り小さく、皮が柔らかいのが特徴です。その分、価格が手頃で日常使いに適しています。
Q3:筋子についている黒い筋や斑点は食べても大丈夫ですか?
A3:黒い筋は卵巣に通っていた血管や、鮭が持っていた色素沈着によるものです。鮮度が保たれていれば体に害はありませんが、生臭さの元になることがあるため、自家製いくらを作る際はピンセットや塩水の中で丁寧に取り除くと仕上がりが格段に良くなります。
Q4:市販の筋子やいくらにアニサキスの心配はありませんか?
A4:一般に流通している味付けいくらや塩筋子の加工品は、製造工程で適切な冷凍処理(マイナス20℃以下で24時間以上)が義務付けられているか、高濃度の塩蔵処理がなされているため、アニサキス症のリスクは極めて低く安全に召し上がれます。注意が必要なのは未冷凍の「生筋子」をご自身で調理する場合です。