【独自】大阪の社会人はなぜバドミントンに殺到?夜間コート争奪の真相
プレイヤーたちの財布を直撃している深刻な問題もある。原材料となる水鳥の羽根不足や輸送コストの急騰により、シャトルの価格はこの数年で跳ね上がった。1球数百円する消耗品を1回の練習で何ダースも消費する現実は、サークル運営の大きな壁となっている。
しかし、そこは知恵と工夫の街・大阪だ。現場では涙ぐましいコスト削減の試みが定着している。ウォーミングアップや基礎打ちには耐久性の高いハイブリッド球や人工シャトルを使い、ゲーム練習の時だけ検定球を下ろす。少し羽根が折れた程度のシャトルは、ノック練習用として箱に分けて再利用する。「良いものを長く、無駄なく使う」。かつて商人たちが培った合理的な精神が、草の根のコート上でも静かに息づいている。