カラオケのビブラートとは?プロ直伝の出し方と採点高得点の秘訣
ビブラートと一口に言っても、人体のどの器官を使って波を生み出すかによって、音色や安定性、採点機への反応は全く異なります。ボーカル理論において主に分類される3つの発声アプローチを比較検証します。
最も推奨されるのが横隔膜ビブラートです。みぞおちから下腹部にかけての呼吸筋群を使い、吐き出す息の圧力(呼気圧)を微小にコントロールすることで音を揺らします。声帯に余計な負荷をかけず、深みのある太い波を均一に持続できるため、プロ歌手の多くがこの技法を主軸としています。
対照的に、カラオケ愛好家で無意識に多用されがちなのが喉ビブラートです。喉仏(甲状軟骨)を上下に直接動かしたり、声帯周辺の筋肉を細かく伸縮させてピッチを揺らします。手軽に揺れを作りやすい反面、波が小刻みになりやすく、後述する「ちりめんビブラート」に陥りやすい弱点を持っています。また、喉への摩擦負荷が高く、長時間の歌唱で声枯れを起こす要因にもなります。
このほか、ジャズやソウルなどで顎や唇を小刻みに動かして音色を変化させる「顎・口型ビブラート」も存在しますが、ピッチの精密な安定が求められるカラオケ採点環境においては主流ではありません。