妊娠中の尿漏れはなぜ起きる?破水との見分け方と今すぐできる対策
「妊娠中の尿漏れはいつから始まるのか」という疑問を抱く方は多いですが、早い人では妊娠初期の2〜3ヶ月頃から自覚し始め、お腹が大きくせり出す妊娠後期から臨月にかけてピークを迎えます。この現象は決して珍しいことではなく、体内で起きている2大変化が直接のトリガーとなっています。
1つ目の理由は、妊娠を維持するために分泌される「リラキシン」などの女性ホルモンの影響です。このホルモンは出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくするため、骨盤まわりの靭帯や筋肉を緩める働きを持っています。その結果、膀胱や尿道を支えている「骨盤底筋群」の締まりが一時的に弱まり、尿を止める力が低下してしまいます。
2つ目は、成長する子宮による物理的な膀胱圧迫です。特に妊娠中期以降は子宮の重みがダイレクトに膀胱へかかるため、くしゃみや咳、重い荷物を持ち上げた瞬間、あるいは階段の上り下りといった日常動作で腹圧がかかるだけで、意図せず尿が漏れてしまう「腹圧性尿失禁」が発生しやすくなります。