予定納税は年収いくらから対象?通知書の理由と払えない時の回避策

予定納税は年収いくらから対象?通知書の理由と払えない時の回避策について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。

ネット上の一部コミュニティでは、「予定納税はあくまで“予定”なのだから、無視して翌年の確定申告でまとめて払えば問題ない」という危険な言説が散見されますが、これは完全な誤りです。

国税庁の法規上、予定納税の通知書が届いた時点で、それは法的拘束力を持つ確定した納税義務となります。納期は厳格に定められており、分割して支払うスケジュールは以下の通りです。

  • 第1期分納期限:毎年7月1日〜7月31日(予定納税基準額の3分の1)
  • 第2期分納期限:毎年11月1日〜11月30日(予定納税基準額の3分の1)
  • 確定申告期:翌年2月16日〜3月15日(残額の精算)

もし納期限を1日でも過ぎて放置した場合、法定納期限の翌日から完納する日までの日数に応じて「延滞税」という重いペナルティが自動的に加算されます。延滞税の割合は年々変動する「延滞税特例基準割合」に基づきますが、納期限から2か月を経過すると年利8%を超える水準まで跳ね上がります。銀行融資の利息を遥かに上回るペナルティが課されるだけでなく、悪質な放置とみなされた場合は財産調査や銀行口座の差し押さえ処分へと発展するリスクを孕んでいます。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。