赤ちゃんのうんちが深緑色になる理由とは?危険な兆候と受診目安を解説

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医療従事者にとっては「ありふれた生理的バリエーション」であっても、初めて育児に直面する家庭にとっては事件そのものです。SNSコミュニティや育児相談窓口の声を分析すると、真夜中のオムツ交換時に生々しいショックを受けた親たちの実態が浮き彫りになります。

大手育児掲示板やコミュニティに寄せられた生の声では、次のような吐露が後を絶ちません。

「生後1か月、夜間授乳でおむつを開けたら海苔の佃煮かほうれん草ペーストのような濃い深緑色の塊が出ていて、手が震えた。何かの毒が回ったのではないかと本気で救急車を呼ぼうとした」(生後40日・第一子の母親の手記より)

「日中は黄色いうんちだったのに、数時間溜め込んで出たうんちが濃緑色。ネットで調べれば調べるほど腸内細菌の異常や肝臓の病気といった不穏な単語が目に入り、夜通し眠れなくなった」(生後2か月児の父親の投稿より)

小児科外来や乳幼児健診の現場において、看護師や小児科医が親から受ける相談のトップ3に「便の色と回数」が常にランクインしています。ある現役小児科医は臨床インタビューでこう証言しています。

「月齢が低いほど、親御さんは我が子のうんちの色ひとつで天国と地獄を行き来します。診療所にオムツをジッパー付きポリ袋に入れて持参される親御さんは毎日のようにいらっしゃいますが、中身を確認して『これは胆汁が酸化しただけの元気なうんちですよ』とお伝えすると、その場で安堵のあまり涙を流される方も少なくありません」

スマートフォンが普及した現在、親たちは排泄物を高精細カメラで即座に記録し、画像検索やAI診断にかけることが一般的になりました。しかし、光の加減や画面のコントラストによって緑色が黒色に見誤られ、不要なパニックを引き起こすケースも散見されます。臨床現場のリアルが物語るのは、便の色という断片的な情報だけで孤立した判断を下すことの危うさです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。