春に咲く白い花の名前一覧!庭木と野草の見分け方&注意すべき毒性
春の散策において、視覚だけでなく嗅覚を強く刺激するのが春に咲く白い花 香りの豊かさです。まだ他の樹木が冬枯れの眠りにある3月上旬、青空を突き刺すように巨大な純白の花を天に向けて咲かせるのがハクモクレンです。
都内の植物園関係者が「春の訪れを知らせる最も気品あるシグナル」と語る通り、ハクモクレンは開花と同時にレモンを思わせる爽やかで甘い芳香を放ちます。花弁は9枚(正確には花弁6枚と萼片3枚が同形)あり、肉厚で太陽の光を受けて陶器のように輝きます。開花期間がわずか数日から1週間程度と極めて短く、風雨に打たれるとすぐに茶色く変色してしまう儚さも、愛好家の心を捉えて離さない理由の一つです。
同じく4月下旬から5月にかけて甘い香気を振りまくのが、生垣に多用される「ハゴロモジャスミン」や低木植物の「ヒメウツギ」です。白い花が放つ香気成分にはリナロールなどの鎮静作用を持つ物質が含まれており、新年度の環境変化でストレスを抱えやすい現代人の自律神経を整える心理的効果が実証されています。