上腕三頭筋はどこ?二の腕の位置・構造と効果的な鍛え方を徹底解説
「上腕三頭筋はどこにあるのか」という疑問に対する最もシンプルな答えは、「力こぶを作ったときに、その反対側(裏側)に位置する筋肉全体」です。腕を前方に伸ばし、反対側の手で二の腕の後ろ側をつかんで肘をグッと伸ばし切ってみてください。その瞬間にカチッと硬く収縮する部位こそが上腕三頭筋です。
腕の筋肉と聞くと多くの人が力こぶ(上腕二頭筋)を真っ先にイメージしますが、運動解剖学のデータによれば、上腕部における筋肉の体積比率は上腕三頭筋が約60%、上腕二頭筋が約30%に過ぎません。つまり、腕の太さや引き締まりのシルエットを決定づけている主役は、力こぶではなく裏側の上腕三頭筋なのです。
「三頭筋」という名称が示す通り、この筋肉は長頭(ちょうとう)、外側頭(がいそくとう)、内側頭(ないそくとう)という3つの独立した筋腹に分かれています。これらが合流して肘の突起(肘頭)に付着しているため、肘関節を伸ばす(伸展する)動作で強烈に機能します。腕の裏側を手のひらでなぞった際、肩の後ろ寄りに走る太い筋束が長頭、外側に張り出している部分が外側頭、そして肘に近い深部で支えているのが内側頭です。