おならがよく出る・臭い原因とは?病気の見分け方と腸内リセット術
排ガストラブルは、当事者の社会的尊厳やQOL(生活の質)を極端に低下させるメンタルヘルス問題でもあります。SNSや大手知恵袋などの相談窓口には、連日切痛な生の声が投稿されています。
「静かなオフィスでのデスクワーク中、お腹が異常に鳴動し、硫黄のような刺激臭を伴うガスを抑えきれない。席を外す回数が多すぎて業務怠慢を疑われているのではないか」「電車に乗ると過呼吸気味になり、ガスが意図せず漏れている気がして途中下車を繰り返してしまう」といった体験談は氷山の一角です。
現場取材で見えてくるのは、呑気症とストレスの根深い連関です。長時間のパソコン作業や締め切りに追われるデスクワークでは、無意識に奥歯を噛み締める「TCH(歯列接触癖)」が生じやすくなります。奥歯が接触していると自然と唾液を飲み込む回数が増え、その都度大量の空気を胃へ送り込みます。これが腸へと下りて膨満感を生み、緊張状態が続くことで腸の蠕動運動が停止、ガスが閉じ込められます。
心理的バウンダリー(境界線)が脆弱で、周囲への気配りや評価を過度に恐れる真面目な気質の人ほど、職場でおならを我慢し続けます。しかし、我慢すること自体が交感神経を緊張させ、消化管の血流を悪化させて悪玉菌をさらに増やすという負のスパイラルを形成しているのです。