鼻の中が臭い原因と治し方|蓄膿症や匂い別の病気リスクと対処法

鼻の中が臭い原因と治し方|蓄膿症や匂い別の病気リスクと対処法の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

Q1:鼻の中が臭い症状は、周囲の他人にもバレているのでしょうか?
A1:臭いの発生原因によって異なります。鼻の入り口付近の軽い皮脂詰まりや、異臭症による幻嗅(本人の神経の誤認識)であれば、周囲に匂いが拡散することはほとんどありません。しかし、重度の蓄膿症や歯性上顎洞炎で多量の嫌気性菌由来の膿が溜まっている場合、呼気や会話の息を通じて他者にも腐敗臭が明確に届くことがあります。過度な自己判断で思い詰める前に、耳鼻咽喉科で客観的な鼻腔内診察(内視鏡スコープ)を受け、実際に悪臭物質の漏出があるか確認してもらうのが確実です。

Q2:鼻をかむとティッシュから生臭い匂いがします。市販薬だけで完治しますか?
A2:急性副鼻腔炎の初期であれば、市販の辛夷清肺湯や排膿散及湯の内服、生理食塩水での鼻洗浄によって自然治癒を後押しできるケースがあります。しかし、ティッシュについた分泌物自体が強く生臭い場合は、細菌が副鼻腔内で強固なバイオフィルム(細菌の膜)を形成している可能性が高い状態です。根本的な治癒には、耳鼻咽喉科で原因菌を特定した上での適切な抗菌薬処方や局所ネブライザー治療を受けるのが最も確実で、慢性化を防ぐ近道となります。

Q3:鼻の奥が焦げ臭いと感じるのに、周囲の人は「何の匂いもしない」と言います。何科に行くべきですか?
A3:まずは耳鼻咽喉科を受診してください。周囲に匂いがなく本人だけに焦げ臭さが感じられる場合、嗅覚障害の一種である「異臭症(パロスミア)」や副鼻腔真菌症、あるいは嗅粘膜の萎縮が疑われます。耳鼻咽喉科で内視鏡や副鼻腔CT検査を行い、構造的異常や感染巣を調べます。もし鼻腔内に器質的異常が認められない場合は、神経内科や心療内科と連携し、嗅覚伝導路のトラブルやストレス性心因反応の可能性を精査していく流れが標準的です。

Q4:小さな子どもの片方の鼻から突然強烈な悪臭が漂い始めました。何が考えられますか?
A4:幼児や低学年の小児で「片側の鼻から突然悪臭と黄色い鼻水が出る」場合、最も疑われるのは「鼻腔内異物」です。ボタン電池、ビーズ、玩具の破片、ティッシュの切れ端などを誤って自分で鼻の奥に押し込んでしまい、そのまま放置されて周囲の組織が化膿・壊疽を起こしているケースが多々あります。特にボタン電池の場合は短時間で鼻中隔穿孔を起こす危険があります。絶対にピンセット等で自宅で無理に取ろうとせず、直ちに耳鼻咽喉科の救急外来を受診させてください。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

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