短時間睡眠の真実!ショートスリーパーになれる?遺伝子と寿命の謎
短時間睡眠の象徴として引き合いに出されるのが、歴史に名を残した偉人や著名人のエピソードです。ショートスリーパーの有名人として、フランス皇帝のナポレオン・ボナパルトや発明王トーマス・エジソン、元英国首相のマーガレット・サッチャーらの名前がよく挙げられます。
しかし、近年の歴史的検証と睡眠日誌の解析により、彼らの睡眠事情には異なる実態があったことが分かっています。
例えばナポレオンは、夜間の睡眠こそ3時間程度だったと伝えられていますが、昼間に馬の背の上や執務の合間に頻繁に仮眠(パワーナップ)を取っていました。また、エジソンも研究所の床や机の下で1日に何度も長時間の昼寝を挟んでおり、24時間のトータルで見れば十分な睡眠量を確保していたと記録されています。
一方、現代のビジネス界でも一部の創業経営者が極端な短眠を公言することがありますが、これらは極めて稀な遺伝的変異の持ち主であるか、あるいは一時的な過熱状態で睡眠負債を先送りしているケースがほとんどです。「成功者の真似をして睡眠を削る」というアプローチは、医学的な観点からは自滅への道と言わざるを得ません。