領収書とレシートの決定的違いとは?損しない経費精算の新常識
書類の形式論以上に現場を激変させているのが、電子帳簿保存法への対応だ。スマートフォンで撮影したレシートの画像データ保存が広く認められたことで、紙原本をファイリングして倉庫に眠らせる時代は終わりを告げた。
現在、バックオフィスの標準となったfreeeやマネーフォワードをはじめとするクラウド会計ソフトウェアは、OCR(光学文字認識)とAIを駆使して、レシート画像を瞬時に読み取る。日付、金額、インボイス登録番号、取引先を自動でデータ化し、仕訳まで提案する仕組みが定着した。
これにより、出張先や移動中のわずかな時間で経費精算申請が完了する。月末に領収書の束を前に電卓を叩く作業は消滅しつつある。だが、便利さの裏には厳格なタイムスタンプ付与や検索要件の保持、改ざん防止規程の遵守が義務付けられている点を見落としてはならない。