水族館のラブカはなぜすぐ死ぬのか?飼育限界と最長記録の真実

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約3億5000万年前の古生代からほとんど姿を変えずに生き残ってきたとされるラブカは、「生きた化石」としての特徴と生態において現生サメ類の中でも異彩を放っています。

ウナギのように細長い体躯は最大で2メートル前後に達し、サメ類としては極めて珍しい6対のエラ穴を持っています。最前列のエラ穴は喉元で左右がつながっており、フリル状に波打つこの独特な形状が英名「Frilled shark」の由来となりました。

口の中には、三叉(さんさ)状に鋭く尖った300本以上の歯がびっしりと並んでいます。一度噛みついたイカやタコ、深海魚を決して逃がさない構造となっており、獲物を丸呑みにして消化します。また、妊娠期間が3年半(約42か月)にも及ぶ可能性が指摘されており、これは脊椎動物の中で最も長い部類に入ります。繁殖サイクルが極めて遅いことも、生息数の希少性と生態解明の難しさに拍車をかけています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。