口腔カンジダはキスで感染?真菌のリスクと専門医が教える予防策
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「結論から言えば、健康な成人同士の短時間のキスで口腔カンジダ症が直接的に感染する確率は極めて低い」と、ある感染症専門医は指摘する。口腔カンジダ症の原因となる真菌(カビの一種)であるカンジダ・アルビカンスは、実は健康な人の約30~50%の口腔内に普段から存在する「常在菌」だ。つまり、外から新しく病原菌を貰ってくるというよりは、もともと自分の口の中に潜んでいた菌が何らかのきっかけで増殖するケースが圧倒的に多いのである。
しかし、唾液を介した感染経路が完全にゼロかといえば、そうと言い切れない例外も存在する。口腔内の真菌量が異常に増大している状態や、相手の口の粘膜に傷(口内炎や微細な出血)がある場合、さらには相手側の免疫力が極度に低下している環境下では、唾液移行による菌の定着リスクが急上昇する。過度な心配は不要だが、「絶対にうつらない」と油断するのも禁物だ。