100年の時を超えて今なぜ?「正ちゃん」ファッションが2026年の東京ストリートを席巻する理由
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話は1923年(大正12年)にさかのぼる。新聞『アサヒグラフ』で連載が始まった漫画『正チャンの冒険』は、日本におけるコマ割り漫画の先駆的存在だった。主人公の少年・正ちゃんと、相棒のリスが織りなすファンタジーな冒険譚は、当時の人々の心を一瞬で掴んだ。
当時の社会現象を象徴するのが、彼が被っていた「正ちゃん帽」だ。てっぺんに大きな毛糸の玉(ポンポン)があしらわれたニット帽は、大正から昭和初期にかけて爆発的な大ブームを巻き起こした。子供から大人まで、街中が同じ帽子の花を咲かせたという記録が残っている。日本初の「キャラクターグッズブーム」とも言える出来事だった。