俵万智の現在と息子の進路|結婚を選ばぬシングルマザーの覚悟
2003年秋、俵万智が40歳のときに誕生した一人息子の「匠(たくみ)」さん。歌集『プーさんの鼻』やエッセイ『旅する子育て』などで描かれた愛情あふれる母子関係は、多くの読者の胸を打ちました。
宮崎移住の大きな動機の一つも、息子の中学進学に合わせた教育環境の選択でした。自然豊かな環境でのびのびと育った匠さんは、勉学や課外活動に励みながら成長。現在はすでに成人して学生生活を修了、あるいは自らの専門分野で自立した道を歩み始めています。
手塩にかけて育てた息子の巣立ちに際し、俵万智は寂しさを滲ませつつも、自立した一人の人間として送り出す温かな眼差しを短歌に詠み込みました。子育てという濃密な歳月を経て、母と息子の関係は互いを尊重し合う新たなステージへと変化しています。