大人の手足口病は激痛で歩けない?感染経路や休む期間・重症化の真相
大人が手足口病に倒れる背景には、ウイルス特有の強靭な生存能力と多彩な感染ルートがあります。手足口病の感染経路(大人)は、主に以下の3つに大別されます。
- 飛沫感染:感染者のくしゃみや咳、至近距離での会話による飛沫の吸入。
- 接触感染:水疱の内容液やウイルスの付着したドアノブ、タオルなどを介した手指からの経口侵入。
- 便口感染(糞口感染):オムツ交換時やトイレ後に、手指を介して微量なウイルスが口に入る感染。
手足口病の大人の潜伏期間は通常3〜5日(最大で約1週間)です。厄介なのは、発疹などの症状が出る前からウイルスが体内で増殖しており、無症状のまま他者へ感染を広げてしまう点です。さらに症状が治まった後も、便中には2〜4週間以上、呼吸器からは1〜2週間にわたってウイルスが排泄され続けるため、見た目が治ったからといって油断はできません。
ここで知っておくべき盲点があります。手足口病の原因ウイルスは「ノンエンベロープウイルス」と呼ばれる膜構造を持たない強固なタイプであり、一般的なアルコール消毒液(エタノール)が効きにくい性質を持っています。手洗いは流水と石鹸による入念な物理的洗浄(30秒以上)が基本であり、身の回りの除菌には次亜塩素酸ナトリウム(0.02%〜0.05%に希釈した塩素系漂白剤)を用いるのが科学的に正しい大人の手足口病 予防法です。