みょうがの天ぷらを劇的サクサクに揚げる裏ワザと絶品アレンジ
ネット上の情報や家庭料理の常識の中には、天ぷらの仕上がりを損ねてしまう誤解がいくつか散見されます。ここで調理科学の視点から真相を整理します。
よくある誤解の筆頭が「みょうがのアク抜きのために水に長くさらす」という工程です。水に長時間浸すと、みょうがの繊細な香り成分が水中に流出してしまうだけでなく、繊維の間に余分な水分が入り込み、天ぷらにした際のべちゃつきを加速させます。新鮮なみょうがであれば、さっと表面を洗うだけでアク抜きの必要は一切ありません。
また、「衣をたっぷり厚めにつけた方がサクサクになる」というのも逆効果です。みょうがのような高水分野菜に厚い衣を纏わせると、内部から抜けた蒸気が分厚い衣の中に滞留し、時間の経過とともにふにゃふにゃの衣になってしまいます。衣は「みょうがの赤紫色が薄っすら透けて見える程度の薄衣」が最もサクサク感を維持できます。