永田町再編の鍵を握るのか?加藤鮎子が挑む少子化対策と次の一手
日本の政治史に刻まれた平成最大の政変劇、「加藤の乱」。その当事者であった加藤紘一の背中を見て育ったことは、良くも悪くも彼女のキャリアに濃い影を落とす。自由民主党のリベラル派「宏池会」の血脈を受け継ぐ立場として、党内力学の危うさを誰よりも骨身にしみて理解しているはずだ。
かつて父が目指し、そして挫折した「政策本位の改革」。その未完の物語は、まるで一本の上質な政治ドキュメンタリーのように彼女の行動原理と重なり合う。血統への反発と誇りを抱えながら、権力の階段を登る彼女のスタンスは、かつての派閥政治の焼き直しではない新たなリーダー像を模索しているように見える。